
パステル画は、特別な技術がなくても美しいグラデーションが描ける、間口の広い画材です。旅先のスケッチから本格的な絵画表現まで、一本のパステルが様々な場面で活躍します。本記事では、パステルの基礎知識から私自身の制作スタイルまでご紹介します。
パステルの基礎知識
「パステル」とは粉=パウダーを語源とする画材で、色の粉を凹凸のある紙にこすりつけるようにして描くのがパステル画です。失敗しても消しゴムで修正でき、何度でも描き直せるため、初心者にも扱いやすい描画材です。
印象派のエドガー・ドガ「踊り子」、オディロン・ルドン「縦長の花瓶に生けられた野の花」がパステル画の代表作として知られています。
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パステル画ならではの特徴
パステル画の最大の特徴は、抒情的で淡い色調と、道具の少なさによる携帯性の高さです。粉末状の顔料を凝固剤で固めたものなので、色を置いて指でぼかすだけで美しいグラデーションがあっという間に完成します。「パステルカラー」という言葉が示す通り、柔らかく淡い色調が誰でも簡単に表現できます。
道具が少なく持ち運びが楽なため、野外でのスケッチや人物デッサンにも最適です。刻々と色が変容していく朝焼け・夕焼けの空や水面を描くのに特に適した画材で、乾燥時間も不要なため、その場の光と色を素早く捉えることができます。

私の描き方
私は色付きのパステル専用スケッチブックを使います。紙の色を活かすことで制作時間を短縮しながら、深みのある色合いを引き出せるからです。
一切下描きはせず、まず色だけで空を描いてから地平線(水平線)を決め、遠景→中景→近景の順に描き進めて完成させます。
パステルは風景スケッチに最適な画材なので、旅先には必ず持参します。写真で記録するだけでなく、その場の匂い・風・音を感じながら描くことで、思い出はより鮮明に印象づけられます。
まとめ
パステルは乾燥時間が不要で、指一本でグラデーションが描ける気軽さが魅力です。難しい技術は必要なく、どなたでも完成度の高い作品が生まれます。
絵画講座では特にパステル画をご指導することが多く、受講後には「絵が苦手な自分がこんな絵を描けた!」と喜ばれることもしばしばです。パステル画教室のご依頼・ご相談もお気軽にお問い合わせください。
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